ツヴィーゼル・クリスタルグラス社

ドイツには世界を代表するワイングラス会社があります。ツヴィーゼル・クリスタルグラス社です。

1872年の創業から、世界120か国に愛される大企業にまで成長。

ご自宅から高級レストランまで愛用されるグラスを紹介します。

ワイングラスとは

ワイングラスとは、ワイングラス専用のグラスです。

 

ワイングラスには型を使って作られるものと手ふきのものがあり、一般的には手ふきの方が薄くて品質が高いとされています。

材質はソーダガラス、クリスタルなど多岐にわたります。

 

ワイングラスは一般的に、本体のボウル、ステム(脚)、プレート(台)からなります。

 

直接ボウルを持ってしまうと体温がワインに伝わり、ワインの味わいに直接影響がでてしまうのではといわれてきました。

しかし、実際にはあまり影響が無いという検証もあり、ステム無しのワイングラスも開発されています。

 

クリスタル・ガラスとは

クリスタル・ガラスは、無色透明のガラスのことです。

一般的には、珪砂、カリウム、ソーダ灰というガラスの主成分に、酸化沿を添加して形成される鉛ガラスの一種を指します。

 

ガラスを作る時に酸化沿を加えると、ガラスの溶解温度が抑えられ、成形しやすいのです。透明度も屈折率も鉛の含有量が上がるほど高くなり、水晶のように輝くガラスになることから「クリスタル」と呼ばれています。

 

「クリスタル・ガラス」とはマーケティング上の呼称であり、実際には矛盾した名前です。

・クリスタルとは結晶化した宝石としての価値をもつもの。

・ガラスとは結晶を形成していない非晶質のこと。

おもしろいですよね。

 

ツヴィーゼル・クリスタルグラス社

ツヴィーゼル・クリスタルグラス社は、ドイツ・ミュンヘン北東180kmのバイエルンの深い森の中にあります。

ここではガラスの原料に恵まれ、1872年創業以来、高品質なガラス製品を作り続けています。

 

1872年 創始者アントン・ミューラ(Anton Müller)。当時は教会のステンドグラスを制作。

 

1884年 株式会社へ事業形態拡大。品質と納期を重視した体制を確立。

 

1961年 マシンメイドのステムグラス製造の開始。

 

1971年 家庭用ガラス製品の生産を開始。会社名を「SCHOTT ZWIESEL GLASWERK AG」に変更。

 

2002年 鉛を含まない新素材トリタン・クリスタルの国際特許取得。

 

2004年 日本オフィス開設

 

2005年 ハンドメイド・ブランド「ZWIESEL 1872」誕生。

 

2007年 耐熱ガラスで有名な「イエナ・グラス」買収

 

2011年 デカンタの液ダレを防ぐ、「ドロップ・プロテクト」を開発。

 

2017年 世界のマーケットリーダー2017に輝く。

 

現在 世界120か国以上に愛されるガラス会社に成長。

 

創業から順風満帆に見えるツヴィーゼル・クリスタルグラス社ですが、第一次世界大戦時に工場の閉鎖、1945年の戦争では多くの工場と技術が失われたりと、大変なことも多かったようです。

再建の早さ、仕事に対する思いは日本人と変わりませんね。

 

国際特許「トリタン・クリスタル」

ツヴィーゼル・クリスタルグラス社は「トリタン・クリスタル」というガラスの開発に成功。素材と製法のセットで特許を取得しています。

 

より丈夫で、より洗浄機に強く、より美しく輝くを実現。鉛をいっさい含みません。

グラスに含まれている鉛は酸化鉛はワインを飲んでいる時に溶け出すものではありませんが、環境には良くありません。

鉛が埋め立てられた土壌に酸性雨が降れば、確実に汚染していきます。

この鉛を一切含まないため、環境に優しいクリスタルとして高い評価を受けているのです。

ドイツはやはりエコロジー先進国ですね。

 

レストランに愛される最大の理由は割れにくい、傷つきにくい、ワインのタイプに合わせたバラエティ豊かなランナップでしょう。

トリタン・クリスタルグラスはチタニウムとジルコニウムの混合により、グラス表面の硬さを飛躍的にアップ。これにより、洗浄機使用時に起こりえるひっかき傷はつきにくく、白曇り現象もありません。

さらにグラスを扱うときに破損しやすい「リム周辺(飲む時に口をつけるところ)」、「ボウルとステムの接合部分」、「ステムとプレートの接合部分」を強化加工しています。

レストランで10年以上勤務していますが、ツヴィーゼル・クリスタルグラス社のワイングラスが一番使いやすいのは間違いありません。

以上の理由からご自宅で使うワイングラスもツヴィーゼル・クリスタルグラス社のものが一番いいことが分かると思います。